モスキートス海岸(読み)モスキートスかいがん(その他表記)Costa de Mosquitos

改訂新版 世界大百科事典 「モスキートス海岸」の意味・わかりやすい解説

モスキートス海岸 (モスキートスかいがん)
Costa de Mosquitos

中央アメリカのカリブ海に面する海岸モスキート海岸ともよばれる。ホンジュラスのアグアン川から,ニカラグア南東端のサン・フアン川までの約800kmの海岸。低平な海岸平野湿地潟湖が多く,熱帯林でおおわれる未開発地で,人口は少ない。ミスキト族が居住し,木材伐採ココナッツバナナの栽培を行う。1502年,コロンブスが4回目の航海で訪れた地で,1655-1850年の間イギリスの保護領。1894年にニカラグアとホンジュラスに譲渡され,1961年に国境が確定した。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む