コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ヤナコナ yanacona

1件 の用語解説(ヤナコナの意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

ヤナコナ【yanacona】

ペルーにおける小作農のこと。語源はケチュア語で従僕,元来はインカ時代に共同体から切り離され,皇帝・貴族の用役に従事する隷属民を意味した。広義にはアシエンダにおける借地に対し,労働あるいは生産物地代を払う小作農一般を指すが,近代史においては,とくに19世紀後半~20世紀前半,ペルー沿岸部の綿花および米作アシエンダにおいて一般化した小作農(分益農)を指す。ヤナコナは地主から生産手段(土地,農具,種子,肥料,役畜など)を貸与され,その代償として収穫物を一定比率で地主に納める。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のヤナコナの言及

【アシエンダ】より

… アシエンダの経営は小作地と地主直営地に大別される。前者はさらに地代形態により雇役小作(小作農の名称――コロノ,インキリノ,ワシプンゲーロ),分益小作(ヤナコナ,アパルセロ,メディエロ),賃小作(アレンダタリオ)に区別され,直営地においては農業労働者(ガニャン,ペオン,アフエリノ,ボルンタリオ)が低賃金労働を行う。アシエンダの構成員は,19世紀中葉のメキシコの例でみると,地主の代理である支配人,司祭,管理人,正書記,経理士などのエリート層,人夫頭,書記,教師,番人などの中間職,ペオン,下働き人夫などの農場労働者である。…

※「ヤナコナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

ヤナコナの関連キーワードケチュア族小作権自作農名子請負小作小作農自小作見取り小作作得前小作