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ヤナコナ yanacona

世界大百科事典 第2版の解説

ヤナコナ【yanacona】

ペルーにおける小作農のこと。語源はケチュア語で従僕,元来はインカ時代に共同体から切り離され,皇帝・貴族の用役に従事する隷属民を意味した。広義にはアシエンダにおける借地に対し,労働あるいは生産物地代を払う小作農一般を指すが,近代史においては,とくに19世紀後半~20世紀前半,ペルー沿岸部の綿花および米作アシエンダにおいて一般化した小作農(分益農)を指す。ヤナコナは地主から生産手段(土地,農具,種子,肥料,役畜など)を貸与され,その代償として収穫物を一定比率で地主に納める。

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世界大百科事典内のヤナコナの言及

【アシエンダ】より

… アシエンダの経営は小作地と地主直営地に大別される。前者はさらに地代形態により雇役小作(小作農の名称――コロノ,インキリノ,ワシプンゲーロ),分益小作(ヤナコナ,アパルセロ,メディエロ),賃小作(アレンダタリオ)に区別され,直営地においては農業労働者(ガニャン,ペオン,アフエリノ,ボルンタリオ)が低賃金労働を行う。アシエンダの構成員は,19世紀中葉のメキシコの例でみると,地主の代理である支配人,司祭,管理人,正書記,経理士などのエリート層,人夫頭,書記,教師,番人などの中間職,ペオン,下働き人夫などの農場労働者である。…

※「ヤナコナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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