ユング=シュティリング(英語表記)Jung-Stilling, Johann Heinrich

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ユング=シュティリング」の意味・わかりやすい解説

ユング=シュティリング
Jung-Stilling, Johann Heinrich

[生]1740.9.12. グルント
[没]1817.4.2. カルルスルーエ
ドイツの作家。貧窮のなかから身を起し,苦学の末一流の眼科医となり,さらにマールブルク大学財政学教授に任じられ,晩年はバーデン公国の枢密顧問官をつとめた。シュトラスブルクの医学生時代 (1769~72) にヘルダー,ゲーテと知合い文学に目ざめた。『ハインリヒ・シュティリングの青春時代』 Heinrich Stillings Jugend (77) に始る一連の自伝的作品のほか,敬虔主義的心情のこもった散文や詩を多数書いた。

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