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ラシュレー Lashley, Karl S.

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ラシュレー
Lashley, Karl S.

[生]1890.6.7. アメリカ合衆国,ウェストバージニア,デービス
[没]1958.8.7. フランス,パリ
アメリカ合衆国の心理学者。フルネーム Karl Spencer Lashley。1924~29年ミネソタ大学教授,1929~35年シカゴ大学教授,1935~55年ハーバード大学教授。1942年以降ヤーキズ霊長類生物学研究所(→ヤーキズ)所長を兼任。心理的機能,特に学習機能と脳との関連について,脳の局在説に反対する画期的な成果(量作用説)を発表し,さらに動物の神経学的研究業績は,今日の生理心理学の発展に大きな役割を果たしている。主著 "Brain Mechanisms and Intelligence"(1929)。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

ラシュレー
らしゅれー
Karl Spencer Lashley
(1890―1958)

アメリカの神経心理学者。メリーランド州デービスの生まれ。ウェスト・バージニア大学、ピッツバーグ大学を経て、1914年ジョンズ・ホプキンズ大学で動物学の研究により学位をとる。ワシントン市のセント・エリザベス病院、ミネソタ大学、シカゴ大学などを経て1935年より1955年までハーバード大学教授となり、1942年からはヤーキズ霊長類生物学研究所所長を兼ねた。ジョンズ・ホプキンズ大学ではワトソンにも学び、強い影響を受けた。セント・エリザベス病院では脳の機能の局在を研究していたフランツShepherd Ivory Franz(1874―1933)のもとでネズミの学習や記憶の研究を始め、1929年には『脳髄の機構と智能』を発表して、大脳皮質各部の等能性と量作用の原理を主張しゲシュタルト心理学に接近した。[宇津木保]
『白井常子訳『脳髄の機構と智能』(1945・三省堂)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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