ラボップ・マイ(その他表記)Labop May

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ラボップ・マイ」の意味・わかりやすい解説

ラボップ・マイ
Labop May

1986年に着手されたラオスの経済改革政策で,市場原理の導入,対外経済開放,規制緩和などをおもな内容とする。「ラボップ・マイ」とはラオス語で「新制度」のことで,旧ソ連のペレストロイカベトナムドイモイなど,社会主義諸国における一連の改革政策に対応する。農民に対する長期的な耕作権の承認,民営企業の営業許可,国営企業独立採算制への移行など,基本的に民間部門活力を軸とする国内改革を進めたのち,88年には外国資本による 100%出資も認められた。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む