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独立採算制 どくりつさいさんせい Khozraschët; autonomous accounting system

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

独立採算制
どくりつさいさんせい
Khozraschët; autonomous accounting system

社会主義企業の基本的経営方針で,企業経営を自主的かつ計画的に管理する制度。社会主義国では企業は国有または組合有であるが,この制度を採用するにあたって,国家は企業に国家計画の遂行に対する義務と責任を付与し,同時に一定の経営上の自主性を与え,計画達成については報奨制度をとった。

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デジタル大辞泉の解説

どくりつさいさん‐せい【独立採算制】

私企業で、各部門がそれぞれ独立に自己の収支で採算をとるように経営させる方式。
公企業で、その経費を事業経営による収入で賄う方式。

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百科事典マイペディアの解説

独立採算制【どくりつさいさんせい】

企業の各部門があたかも独立企業のように,それぞれの責任で収支を償う管理方式。また公企業においては,一般会計からの赤字補填(ほてん)を打ち切り,能率向上を図るため導入する制度。

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世界大百科事典 第2版の解説

どくりつさいさんせい【独立採算制】

同一の大組織に属するあるまとまった組織体における収入と支出を,他の組織体と切り離して管理し,収支均衡の維持や収益の確保を図る経営管理制度のこと。組織が大規模化すると,計画や方針の不徹底,経費削減や販売促進の意識鈍化,運営や管理の非効率化等が生じてくる。この対策として,巨大な組織を小規模な組織に分割するとともに各組織体に広範な自主制を与える代りに,収支の責任を負わせるのが独立採算制である。 独立採算制がとられているのは,ソ連など社会主義国における企業と日本など資本主義国における公共企業体および大企業である。

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大辞林 第三版の解説

どくりつさいさんせい【独立採算制】

企業が部門ごとに経営管理の権限をゆだね、独立に自己の収支で採算をとるように経営させる制度。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

独立採算制
どくりつさいさんせい

単一企業または事業部・工場などの企業内経営単位が、自己の収支によって財務的に自立することを目ざす経営管理制度。自由主義経済では、単一企業が独立採算単位になるのは自明であるので、企業内経営単位についてのみ独立採算制をとるか否かが問題になる。独立採算制という用語自体は、社会主義国であったソ連のホズラスチョットхозрасчёт/hozraschyotからきている。それは、国有企業に赤字を出さず、しかも計画の限度内で一定の自主性ある経営を行わせ、能率向上を図る制度として採用されたものである。
 このような独立採算制は、本質的条件は異なるが、自由主義経済でも別途に構想され、公企業に適用されるようになっていた。そこでは、損失を税金等の一般財源によって安易に埋め合わせるのではなく、経営の自主的努力による収支適合の実現を基本原則とする公企業の能率化が意図されていた。たとえば、第一次世界大戦後のドイツをはじめとするヨーロッパ諸国の国有企業の自主化運動にみられる公企業の国家財政からの自主化をはじめ、イギリスの国有産業における公共企業体の出現、アメリカのTVAなどの公共企業体は、すべて独立採算制の公企業であった。日本の公企業でも、独立公企業はもとより、事業特別会計に属する国有林野事業、地方公営企業は、独立採算制をとっている。なお、大規模・多角化した私企業では、事業部制によって各事業部を独立採算単位にしている。[森本三男]
『松尾憲橘・中村美智夫・松尾光芳著『計画経済と独立採算制』(1978・中央経済社) ▽大坂健著『地方公営企業の独立採算制』(1992・昭和堂)』

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世界大百科事典内の独立採算制の言及

【価格形成】より


[公益企業などの価格形成]
 民間公益企業や公共法人の価格形成は,一般企業のそれとは異なった特徴がある。日本道路公団などの公共法人の多くに共通した原則は独立採算制である。これは,財・サービスの供給に要した費用をちょうど償うように価格を決めるというもので,平均費用価格形成原理と基本的には同じである。…

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