色名がわかる辞典 「ランプブラック」の解説 ランプブラック【lamp black】 色名の一つ。JISの色彩規格では「黒」としている。一般に、ランプの油を燃焼させてできた煤すすを原料とする顔料のような黒。論理的には灰みがかっていない黒らしい黒を意味する。和名は墨色。マツ科マツなどの木材を燃やした煤を膠にかわで練って固ためた墨の濃い色をさす。いずれも古代から用いられてきた顔料。炭素が原料なのでカーボンブラックともいえる。現代では化学合成して製造する。 出典 講談社色名がわかる辞典について 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランプブラック」の意味・わかりやすい解説 ランプブラックlampblack 絵具の色名の一つ。鉱物性の油やタール,樹脂などを燃やしたすすからとった,きわめて純度の高い (99%以上) 炭素から成る顔料。着色力が強いこの黒色顔料は,少し青みを帯びた黒で,油で練り合せるとき吸油量が大きく,乾燥性が著しく悪いため,乾燥材 (→シッカティフ ) を適切に混入する必要がある。 (→カーボンブラック ) 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by