ルイサイト

デジタル大辞泉 「ルイサイト」の意味・読み・例文・類語

ルイサイト(lewisite)

砒素ひそを含む、糜爛びらん毒ガス一種無色ないし淡黄色の液体。1918年ごろ米国の化学者W=L=ルイス発明化学式ClCH=CHAsCl2

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精選版 日本国語大辞典 「ルイサイト」の意味・読み・例文・類語

ルイサイト

〘名〙 (lewisite) 化学式 ClCH=CHAsCl2 で表わされる無色ないし微黄色の液体。びらん性の毒ガスとして用いる。一九一八年頃、アメリカの化学者W=L=ルイスが発明。

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百科事典マイペディア 「ルイサイト」の意味・わかりやすい解説

ルイサイト

化学式はClCH=CHAsCl2。無色または微黄色の液体。トランス型(融点−2.4℃,沸点196.6℃)およびシス型(融点−44.7℃,沸点169.8℃)がある。水にわずかに溶け,有機溶媒可溶毒性が強く,びらん性で,皮膚に付着すると水疱(すいほう)を生じ,さらに吸収されるとショックを起こす。第1次大戦で毒ガスとして使用された。漂白粉で除毒される。→BAL

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