日本大百科全書(ニッポニカ) の解説 ロゾー(Albert Lozeau)ろぞーAlbert Lozeau(1836―1904) カナダの詩人。フランス系。19世紀後半に活躍したケベックの詩人。フランスのシュリ・プリュドムの影響を強く受け、彫琢(ちょうたく)を凝らした、繊細な叙情的ソネットをつくった。『孤独な魂』『日々の鏡』などの詩集や、フランス中世の大詩人ビヨンの生涯に題材をとった『ビヨンの旅立ち』といった作品もあり、生前はもてはやされたが、今日ではやや時代遅れの感なしとしない。[西本晃二] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例