ロビンソン(Brooks Calbert Robinson Jr.)(読み)ろびんそん(英語表記)Brooks Calbert Robinson Jr.

  • 1937―

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

アメリカのプロ野球選手(右投右打)。大リーグ(メジャー・リーグ)のボルティモア・オリオールズで三塁手としてプレー。16年連続ゴールドグラブ賞に輝き、「人間掃除機(バキュームクリーナー)」とよばれる史上最高の守備を誇った名三塁手である。

 5月18日、アーカンソー州リトル・ロックで生まれる。1955年にオリオールズ入りし、シーズンの終盤には大リーグへ昇格、6試合に出場した。その後、マイナー・リーグとの往復となったが、1960年以降は大リーグに定着し、同年ゴールドグラブ賞を受賞した。1961年から64年まで4年連続して全試合に出場。とくに1964年は、打率3割1分7厘、ホームラン28本、打点118で打点王となり、最優秀選手(MVP)にも選ばれた。1966年にシンシナティ・レッズから強打のフランク・ロビンソンが加入すると、ダブル・ロビンソンとして攻守の中心を担い、チームは22年ぶりにリーグ優勝、ワールド・シリーズでもロサンゼルス・ドジャースを降した。1969年からも3年連続のリーグ優勝に貢献。なかでも1970年のワールド・シリーズでは、打率4割2分9厘で打点6の猛打と、超ファインプレーの連続でレッズの強力打線を封じ込めた守備で、シリーズMVPとなった。1972年以降はホームランが1桁(けた)となり長打力の衰えが顕著になったが、好守備に陰りはなく、73年、74年の連続地区優勝にも貢献した。1977年限りで現役を引退した。

 23年間の通算成績は、出場試合2896、安打2848、打率2割6分7厘、本塁打268、打点1357。獲得したおもなタイトルは、打点王1回、MVP1回、ゴールドグラブ賞16回。1983年に野球殿堂入り。

[山下 健]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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