ロヨラ(その他表記)Ignacio de Loyola

精選版 日本国語大辞典 「ロヨラ」の意味・読み・例文・類語

ロヨラ

  1. ( Ignatius de Loyola イグナティウス=デ━ ) スペイン宣教師。貴族出身のカトリック教徒で、パリ大学に学んだのち、フランシスコ=ザビエルとともにイエズス会を組織して布教に尽くし、特に東洋伝道に力を注いだ。(一四九一‐一五五六

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山川 世界史小辞典 改訂新版 「ロヨラ」の解説

ロヨラ
Ignacio de Loyola

1491~1556

スペインの司祭イエズス会の創立者。ラテン名はイグナティウス・デ・ロヨラ。貴族軍人としてフランスとの戦争で負傷し,1521年回心して隠者生活に入り,イェルサレムに巡礼後パリで勉学フランシスコ・ザビエルら6人の同志を集め,清貧,貞潔教皇への絶対服従などを基本とする新修道会を創設し,教皇に認可される(40年)。主著『霊操』は聖職者の精神修養書で,同会の活動は反宗教改革の中心となった。

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世界大百科事典(旧版)内のロヨラの言及

【イエズス会】より

…カトリック教会内の司祭修道会の一つ。16世紀イグナティウス・デ・ロヨラによって創立された(図)。耶蘇(やそ)会とも書かれ,同会士はジェスイットJesuitとも呼ばれる。…

【イグナティウス・デ・ロヨラ】より

…イエズス会の創立者。洗礼名はイニゴ,スペイン北部バスクのギプスコアにあるロヨラ城に生まれ,宮廷教育(1506‐17)を受けた後,ナバラのスペイン副王の軍人(1518‐21)となった。対仏戦争に従軍,1521年5月20日パンプローナの戦で両足に砲弾を受け重傷を負った。…

※「ロヨラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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