ロンバードレート(その他表記)Lombard rate

デジタル大辞泉 「ロンバードレート」の意味・読み・例文・類語

ロンバード‐レート(Lombard rate)

有価証券担保貸付金利ドイツ連銀の金融政策の柱の一。政策金利上限で、基準割引率および基準貸付利率公定歩合)より1、2パーセント高く設定される。同様の金融政策として平成13年(2001)に日本銀行が導入したロンバード型貸出制度がある。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ロンバードレート」の意味・わかりやすい解説

ロンバード・レート
Lombard rate

ドイツの市中銀行ブンデスバンク (中央銀行ドイツ連邦銀行 ) から債券担保による貸付け (ロンバード貸付け) を受ける際に適用される金利。ブンデスバンクは公定歩合の変更と並んでロンバート・レートの変更を金融政策の手段の一つとして位置づけている。ロンバード貸付けは短期のもので,公定歩合による再割引と違って枠はないが,ブンデスバンクの個別審査が必要で,通常銀行の流動性不足を補填するために利用されている。このロンバート・レートはペナルティーの意味もあって公定歩合より1~2%高く設定されている。

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ASCII.jpデジタル用語辞典 「ロンバードレート」の解説

ロンバードレート

ドイツ連邦準備銀行(ブンデスバンク)が市中銀行に対して行なう、手形・債券担保の短期貸付レートのこと。ドイツ連銀の金融政策の柱のひとつで、広い意味で公定歩合の一種。実際には市中銀行がドイツ連銀から債券などを担保に資金を借り入れる場合、適用金利は公定歩合より1~2%程度高めに設定される。同様の金融政策としては2001年2月に日本銀行が導入したロンバート型貸出制度などがある。アメリカの連邦準備制度(FRS)も03年1月から同様の制度を導入している。

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