ワードプロセッサ(その他表記)word processor

翻訳|word processor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ワードプロセッサ」の意味・わかりやすい解説

ワードプロセッサ
word processor

文書作成・編集のための OA機器,ソフトウェア。ワープロ,ワープロソフトと略される。専用機またはコンピュータの画面上で文章を入力・修正したり,見た目を変更したり,印刷出力イメージをプレビューしたりできる。基本的な機能として,文章の追加・変更・削除,字体 (フォント) の種類や大きさの選択,文章の配置 (中央ぞろえや右寄せなど) やページ全体のレイアウト罫線図表の埋め込み,行末の禁則処理などを備える。さらに日本語用には,かな漢字変換,漢字入力,漢字フォントの選択などの機能が加わる (→日本語入力システム ) 。近年では辞書を装備し,文章の校正や,文法・文字綴りのチェックができるものが主流アメリカ合衆国では 1970年代頃からタイプライタの代わりとして開発された。日本で最初のワープロは東芝が 1978年に発表したワープロ専用機「JW-10」。 1980年代後半以降コンピュータの性能が上がるにつれ,ジャストシステムの「一太郎」やマイクロソフトの「ワード (Microsoft Word) 」など高い処理能力をもつワープロソフトが一般的になり,専用機はしだいに使われなくなった。

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