現代外国人名録2016 の解説
ヴァレリー ジスカール・デスタン
Valéry Giscard d’Estaing
- 職業・肩書
- 政治家 元フランス大統領,元フランス民主連合(UDF)議長
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1926年2月2日
- 出生地
- ドイツ・コブレンツ
- 本名
- Giscard d’Estaing,Valéry Marie René George
- 学歴
- エコール・ポリテクニク(国立理工科学校)卒,国立行政学院(ENA)卒
- 資格
- アカデミー・フランセーズ会員〔2003年〕
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章グランクロア章, メリット勲章グラン・クロア章
- 経歴
- 第二次大戦中はレジスタンス活動に参加。1952年フランス財務省に入り、’54年フォール内閣官房長。’56〜62年下院議員(独立農民派)。56〜57年国連総会代表。’59年財務相付財政担当行政長官。’62〜66年1月財務経済相、’69年6月〜’74年同再任。この間、’65年独立共和派(のちの共和党)を結成し議長となる。’67年下院議員。’74〜81年共和党党首。’74年5月〜’81年5月大統領を務め、ド・ゴール退陣後のフランス保守政界の大立物として活躍。’75年西側主要国に呼びかけて第1回主要国首脳会議(サミット)をパリ近郊のランブイエで開く。また欧州単一通貨・ユーロ導入の前段階となった欧州通貨制度(EMS)の発足を主導した。’84〜89年、’93年〜2002年下院議員。1988年7月〜’96年6月民主連合(UDF)議長。’89年〜93年欧州議会議員。2002年〜2003年7月“欧州連合(EU)の将来像協議会”議長を務め、EU憲法を起草。2003年12月フランス大統領として初めてアカデミー・フランセーズ会員に選出される。2004年3月オーベルニュ地域圏議会選で敗北、地域議員辞任。著書に「フランスの民主主義」「権力と人生」など。中道右派の重鎮として現在も政界に助言する。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報