ランブイエ(その他表記)Rambouillet

デジタル大辞泉 「ランブイエ」の意味・読み・例文・類語

ランブイエ(Catherine de Vivonne Rambouillet)

[1588~1665]フランスの侯爵夫人。文芸サロンの創始者自邸を開放して貴族文人などの名士を招き、社交場とした。

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精選版 日本国語大辞典 「ランブイエ」の意味・読み・例文・類語

ランブイエ

  1. ( Catherine de Vivonne Marquise de Rambouillet カトリーヌ=ド=ビボンヌ=マルキーズ=ド━ ) 侯爵夫人。フランスの社交界サロンの創始者。パリの自邸を開放して僧侶・貴族・文人・政治家らを招き、社交場とした。(一五八八‐一六六五

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改訂新版 世界大百科事典 「ランブイエ」の意味・わかりやすい解説

ランブイエ
Rambouillet

フランス北部,イブリーヌ県の町。人口2万5000(1990)。パリの南西約57km,1万3200haのランブイエの森の中央に位置する。町の西端に,14世紀から15世紀にかけて造営され,18世紀に改修された城館があり,その円形大櫓の一室で1547年国王フランソア1世が死去した。現在は共和国大統領の夏の別邸として使用され,1975年11月,ジスカール・デスタン大統領の提唱により,第1回の先進国首脳会議サミット)が,日本,アメリカ,イギリス,フランス,西ドイツ,イタリアの6ヵ国首脳を集めて開催された。西郊には,ルイ16世が創設した国営農場があり,養羊学校とメリノー種の羊の飼育などで名高い。
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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ランブイエ」の意味・わかりやすい解説

ランブイエ
Rambouillet

フランス北部,イブリーヌ県の町。パリの南西約 50kmに位置する。面積約1万 3000haのランブイエの森に囲まれ,ランブイエ城を中心に発展した。城は 14世紀に建設され,ランブイエ侯とその夫人,ルイ 16世,ナポレオン1世などの居城または所有となった。のち国が買収,1897年以来大統領の夏季宮殿として利用され,第1回主要国首脳会議 (サミット,1975) などが開催された。周囲国有林には大統領直属の特別狩猟区がある。人口2万 5293 (1990) 。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ランブイエ」の意味・わかりやすい解説

ランブイエ
らんぶいえ
Rambouillet

フランス中北部、イブリーヌ県の都市。人口2万4758(1999)。パリ南西53キロメートル、ランブイエの森の中に位置する。1375年築造のランブイエ城があり、1975年11月の第1回先進国首脳会議(サミット)の開催場所となった。ランブイエ城はルイ14世の子のトゥールーズ伯やモンテスパン夫人により改築され、1870年以来国有となり、F・フォール以来フランス大統領の夏の官邸とされた。

[高橋 正]

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