ヴァーツラフドビアーシュ(英語表記)Václav Dobiáš

20世紀西洋人名事典 の解説

ヴァーツラフ ドビアーシュ
Václav Dobiáš


1909.9.22 - 1978.5.18
チェコスロバキアのラトチツェ。
元・プラハ芸術アカデミー教授。
ラトチツェ生まれ。
プラハ音楽院を出て、作曲を学ぶ。初期には室内楽の作曲中心に、クルコノセ山脈地方の民族音楽語法を取り入れたところが特徴となっている。その後、ナチ占領下の悲劇をモチーフにした交響曲第一番(1943年)を作曲し、ソ連の社会主義リアリズムの音楽と同様な方法でヒューマニズムを歌いあげる。戦後カンタータスターリングラード」、「チェコスロヴァキアポルカ」(’47年)、歌曲集などの大衆曲を書いた。「プラハの春」国際音楽祭実行委員長などの要職に付いて、’76年には国民芸術家の称号を受けた。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android