日本大百科全書(ニッポニカ) 「ポルカ」の意味・わかりやすい解説 ポルカぽるかpolka 英語polka フランス語polka チエコ語 19世紀後半に流行した2/4拍子の活発な舞曲。各小節の第三番目の8分音符が強調される。名称はチェコ語のpolska(ポーランド娘)に由来するといわれる。起源は不明だが、1837年にプラハに現れて以来、すぐに世界中に広まり、舞踏会やダンスホールに欠かせない存在となった。ヨハン・シュトラウス父子は、ワルツのほかにも多数のポルカを書いている。またスメタナは、オペラ『売られた花嫁』(1866初演)のほかさまざまな作品にこの舞曲のリズムを取り入れたことで知られている。[関根敏子] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ポルカ」の意味・わかりやすい解説 ポルカpolka 2拍子の速いリズムが特徴の回転組舞踊で,ボヘミアンの民俗舞踊に起源する社交ダンスの一種。ステップ自体はスコットランドの古い舞踊エコセーズやスコティッシュに似ている。 19世紀初めプラハ,ベネチア,パリなど中央ヨーロッパのサロンに広まり,ワルツとともに熱狂的な人気を得るにしたがい,そのフィギュア (一連の旋回) も 10種を数えるようになった。踊り手は男女一組で,足を高く上げ,胴,頭,腕を活発に動かして踊る。また,3拍子系の踊りにポルカ・マズルカがある。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報