20世紀西洋人名事典 「ヴィルジリオブロッキ」の解説
ヴィルジリオ ブロッキ
Virgilio Brocchi
1876 - 1961
イタリアの小説家。
長年高校で文学を教えた後、小説家に転じ、1917年の「ミティ」で作家としての地位を確立。作品は発生期の社会主義を理想化した道徳主義的色彩の濃いものから、その後ロンバルディア地方のブルジョアジーの生活が複眼的視点からリアルに描かれるようになる。他の作品に四部作「夢みる島」(’19年)、「ネティ」(’24年)、大河小説「男の息子」(’21〜28年)等がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報