20世紀西洋人名事典 「ヴォルフガンクシュルツ」の解説
ヴォルフガンク シュルツ
Wolfgang Schulz
1946 -
オーストリアのフルート奏者。
フォルクスオーパー首席フルート奏者。
リンツ生まれ。
ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院で学び、ウィーン高等音楽学校でハンス・レズニチェクに師事した。1964年にウィーンのフォルクスオーパーの首席フルート奏者になり、’70年からはウィーンフィルの独奏フルート奏者も務めた。ソリスト、室内楽奏者など幅広く活躍している。ウィーン・フルート三重奏団、ウィーン管楽ゾリステンのメンバーでもある。透明な音色と自然なフレージングによる旋律の歌わせ方に定評がある。モーツァルト「フルート・ソナタ」のレコードでフレーテン・ウール賞を受賞した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報