一ノ台遺跡(読み)いちのだいいせき

日本歴史地名大系 「一ノ台遺跡」の解説

一ノ台遺跡
いちのだいいせき

[現在地名]印旛村平賀学園台

印旛沼に突き出した標高約二五メートルの舌状台地東端に位置する。旧石器時代から古墳時代の複合遺跡であるが、旧石器時代後期の東内野型尖頭器を多量に出土した遺跡として著名である。遺物は東西一三〇メートル・南北五〇メートルに及ぶ六四ヵ所の石器集中地点から約一万二千点出土した。文化層は三枚(立川ロームIII層・IV層下部・IX層)確認されている。大部分は最上層(III層)に属し、五八ヵ所の石器集中地点からは一部に炉跡を伴い、東内野型尖頭器のほか、ナイフ形石器・彫刻刀形石器・掻器石錐など、東内野型尖頭器関連遺跡のなかで最も多様な石器群が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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