一の森経塚(読み)いちのもりきようづか

日本歴史地名大系 「一の森経塚」の解説

一の森経塚
いちのもりきようづか

[現在地名]甲府市上積翠寺町

武田氏館跡の北東約一・五キロにある一の森山(五七七メートル)山頂にある経塚群。昭和六〇年(一九八五)から同六一年にかけて発掘調査が行われ、平安時代末から鎌倉時代の三基の経塚が検出されている。三基の経塚は山頂のわずかな平坦部に花崗岩の露頭の隙間などを利用して築かれていた。第一経塚は角柱状の石材を使って小規模な石室を設け、その中に円筒形で蓋付きの陶製容器(高さ二七・五センチ)が納めてあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む