一ノ瀬橋(読み)いちのせばし

日本歴史地名大系 「一ノ瀬橋」の解説

一ノ瀬橋
いちのせばし

中島なかしま川に架かる橋。江戸時代、一ノ瀬は蛍の名所として知られる長崎八景の一つで、長崎路の入口にあたり、日見ひみ峠を越えて長崎に出入りする旅人は一ノ瀬口の蛍茶屋で休憩をとった。承応二年(一六五三)架橋で、創建者の中国人陳道隆(のち穎川道隆と改める)貿易で得た富を投じて普請費用に充てたという(「長崎名勝図絵」「長崎古今集覧」など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

事典 日本の地域遺産 「一ノ瀬橋」の解説

一の瀬橋

(長崎県長崎市本河内町)
景観資産〔長崎県〕指定の地域遺産。
1653(承応2)年、唐大通事陳道隆が中島川上流の蛍茶屋に架設した半円形石橋。この一の瀬橋を中心とする一の瀬口は、長崎市指定史跡

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域遺産」事典 日本の地域遺産について 情報

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