コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

一代要記 いちだいようき

1件 の用語解説(一代要記の意味・用語解説を検索)

世界大百科事典 第2版の解説

いちだいようき【一代要記】

年代記の一種。著者不詳。後宇多天皇(在位1274‐87)のときに成立し,鎌倉時代末~南北朝時代初期までの書継ぎがある。4巻(流布本10巻)。書名は,天皇一代ごとの主要事項を摘記したの意か。現存部分は神代より花園天皇に至るが,中間および尾部を欠くため,最後は明らかでない。内容は,各天皇ごとに,漢風諡号(しごう)または追号を掲げて略歴と治世中の大事を年代順に記し,次に上皇,皇太子,後宮,前后,斎宮や,摂関,大臣,大中納言検非違使別当,参議,蔵人頭,前官,非参議,皇子女の各項を設け,該当者の人名を記してある。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の一代要記の言及

【年代記】より

…日本の年代記の多くは天皇1代ごとに事項を掲記する形をとっているので,〈皇代記〉ないしそれに類する書名をもつが,同名異書も少なくない。 平安末~鎌倉期の古写を伝えるものを挙げると,宮内庁書陵部蔵柳原本《年代記》,東京国立博物館および天理図書館所蔵《年代記(皇代記)》,京都御所東山文庫所蔵《一代要記》などがある。柳原本《年代記》は,朱雀天皇より円融天皇に至る間,欠脱もある残欠本ではあるが,《続群書類従》所収の《奈良年代記》の後に接続するもので,南都の寺院に関する事項に詳しく,藤原氏長者の記載に意を用いているので,興福寺の僧の手に成るものかと推測される。…

※「一代要記」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト
All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

一代要記の関連キーワード阿衡事件宇多源氏大覚寺遊義門院弘安仁和年代記物文永知仁親王源貞子

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone