一壺千金(読み)いっこせんきん

精選版 日本国語大辞典 「一壺千金」の意味・読み・例文・類語

いっこ【一壺】 千金(せんきん)

難船のときには、一つひさご浮き袋代用になって千金価値がある。つまらぬ物でも時を得ると貴重になることのたとえ。
俳諧鶉衣(1727‐79)前「蚫(あわび)がらに藁火もりてさし出したる、一瓠(イッコ)千金のたとへも此時をいふにや」 〔鶡冠子学問

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