一多法界(読み)いったほっかい

精選版 日本国語大辞典 「一多法界」の意味・読み・例文・類語

いった‐ほっかい【一多法界】

  1. 〘 名詞 〙 仏語真言密教で説く。一法界(いっぽっかい)と多法界。悟りの世界は無相平等絶対であり差別ということが全くないとするのが一法界説。差別はあるが互いに融和混合している妙境界であるとするのが多法界説。日本の真言宗うち古義真言宗は後説を、新義真言宗前説を採用し、江戸時代曇寂法住などが融和説を唱えるまで論争が続いた。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞

一度利用した製品を捨てずにそのまま再使用すること。ごみの削減に重要だとされる「3R」の一つで、衣類・服飾品や家電などさまざまな品目が取り扱われている。リユース商品の専門店やイベント、フリーマーケット...

リユースの用語解説を読む