一拶(読み)いっさつ

精選版 日本国語大辞典 「一拶」の意味・読み・例文・類語

いっ‐さつ【一拶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 「拶」は強くふれる意 ) 禅家で、禅者同士が出会うときに、ことば動作相手をためすこと。
    1. [初出の実例]「覿面当機誰一拶、寒毛卓竪老岩頭」(出典:狂雲集(15C後)画虎)
  3. あいさつすること。また、そのあいさつ。
    1. [初出の実例]「先生は婆さんの一拶(イッサツ)には丸で頓着なく」(出典:永日小品(1909)〈夏目漱石〉クレイグ先生)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む