一文字笠(読み)イチモンジガサ

デジタル大辞泉の解説

いちもんじ‐がさ【一文字×笠】

江戸時代の編み笠の一。菅(すげ)または竹の皮で円形に編んで二つ折りにしたものが頂が一の文字のように平らになる。踊りなどに用いた。
平たい円板状の編み笠。武士が旅行や行列の際に用いた。殿中(でんちゅう)。

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大辞林 第三版の解説

いちもんじがさ【一文字笠】

すげや竹の皮を円板状に編んで二つ折りにした編み笠。二つに折ると、頂が一文字になる。門付かどづけの女芸人などが用いた。一文字。
高さが低く、平たい編み笠。武士が旅や行列をする時にかぶった。

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精選版 日本国語大辞典の解説

いちもんじ‐がさ【一文字笠】

〘名〙 編笠の一種。菅(すげ)または、竹の子の皮で作り、頂が一の文字のようにたいらで円板のように反(そり)の少ないもの。一文字。殿中(でんちゅう)
※歌舞伎・𢅻雑石尊贐(1823)三立「跡より一文字(モンジガサ)、青漆の合羽を着たる侍ひ出て」

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