一日片時(読み)イチニチヘンジ

デジタル大辞泉 「一日片時」の意味・読み・例文・類語

いちにち‐へんじ【一日片時】

《「いちにちへんし」とも》ほんのわずかの間。いちじつへんじ。
「―も心安く暮らすべき方もなくて」〈義経記・六〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「一日片時」の意味・読み・例文・類語

いちにち‐へんじ【一日片時】

〘名〙 (「一日」も「片時」もともにわずかな時間をいう。「いちにちへんし」とも) わずかの時間。しばしの間。一日半時。一日一時。いちじつへんし。いちにちかたとき。
※観智院本三宝絵(984)序「求めずは至りがたし。一日片時にても心を発(おこ)さば得べし」
玉くしげ(1789)「此の大御神御蔭にもれては、一日片時(イチニチヘンシ)も立ことあたはず」

いちじつ‐へんし【一日片時】

※天草本平家(1592)一「ychijit(イチジツ) fenximo(ヘンシモ) ヒトノ イノチ タエ テ アラウズル ヨウモ ナカッタ」

いちにち‐かたとき【一日片時】

源平盛衰記(14C前)六「一日片(カタ)時堪へて有るべし共覚えず」

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