一時金(読み)イチジキン

精選版 日本国語大辞典 「一時金」の意味・読み・例文・類語

いちじ‐きん【一時金】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 一度だけ支給する金。継続的に支給される年金などに対していう。
    1. [初出の実例]「巡査又は看守〈略〉第一条第一項各号の一に当るときは一時金を給す」(出典:巡査看守退隠料及遺族扶助料法(明治三四年)(1901)二条)
  3. 賞与。特に労働組合関係でいう。
    1. [初出の実例]「昨年暮の一時金回答前に」(出典:迷走(1976)〈秦恒平〉凍結)

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「一時金」の意味・わかりやすい解説

一時金
いちじきん

「ボーナス」のページをご覧ください。

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世界大百科事典(旧版)内の一時金の言及

【賞与】より

…通常,賃金についていわれるときは,特別に支払われる配当を意味し,一般に一定水準以上の生産能率をあげた場合に支給される。一方,日本には盆暮,期末などに毎月の賃金とは別に一時金が支給される賃金慣行があり,これを賞与,ボーナス,一時金,夏季手当,年末手当,期末手当などと呼んでいるが,その性格は欧米のボーナスとは著しく異なる。沿革的には,封建時代に商人社会や職人社会で盆暮に支給されていた〈お仕着(しきせ)〉の慣習が起源といわれるが,直接の始まりは1876年の三菱商事の賞与制度で,以後大企業を中心に普及したとされる。…

※「一時金」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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