一条実輝(読み)イチジョウ サネテル

20世紀日本人名事典 「一条実輝」の解説

一条 実輝
イチジョウ サネテル

明治・大正期の公爵,海軍大佐 明治神宮宮司;貴院議員;神官



生年
慶応2年8月24日(1866年)

没年
大正13(1924)年7月8日

出生地
京都府

旧姓(旧名)
四条

学歴〔年〕
海兵卒

経歴
公卿・四条隆謌の七男に生まれる。幼名は孝丸。明治16年一条家を相続。17年公爵。20年海軍少尉候補となり、22年フランスに留学。25年フランス製艦・松島に乗り込み帰国する。26年大尉となり、28年日清戦争の戦功により勲六等を授与。33年横須賀鎮守府兵事官、のち大佐に進み、37年フランス公使館付武官となり、39年スイスで開催の万国赤十字会議に出席。40年日露戦争の戦功により勲三等を授与。同年東宮侍従長、45年掌典次長を経て、大正2年宮中顧問官となり、3年祭官長に任官。9年明治神宮宮司となる。明治24年から貴院議員。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「一条実輝」の解説

一条実輝 いちじょう-さねてる

1866-1924 明治-大正時代華族,軍人
慶応2年8月24日生まれ。四条隆謌(たかうた)の7男。明治16年一条家を相続。20年海軍少尉候補。大佐にすすみ,37年フランス公使館付武官。40年東宮侍従長,のち宮中顧問官。大正9年明治神宮宮司。公爵。貴族院議員。大正13年7月8日死去。59歳。海軍兵学校卒。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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