一条札の(読み)いちじようふだのつじ

日本歴史地名大系 「一条札の」の解説

一条札の
いちじようふだのつじ

[現在地名]上京区室町通一条

一条室町むろまちの辻。「徒然草」に、

<資料は省略されています>

と記し、伊勢から鬼女が入洛したというので、一条室町の辻に人が集まった様を描く。

室町末期から江戸初期にかけて一条札の辻とよばれた。元亀二年(一五七一)には上京に立売たちうり・一条・中筋なかすじ・小川・川西の五組の古町組が成立していたが(上下京御膳方御月賄米寄帳)、当地辺りは地理的にも人口密度の点からも、上京の中心になっていたらしい。天正一〇年(一五八二)本能ほんのう寺の変後、明智光秀が京の町人を集め、信長前例にのっとって洛中の地子銭免除を伝えたのもこの辻であり、町触れの高札を立てるにふさわしい辻であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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