三条大橋(読み)さんじょうおおはし

精選版 日本国語大辞典 「三条大橋」の意味・読み・例文・類語

さんじょう‐おおはし サンデウおほはし【三条大橋】

京都市三条通、鴨川にかかる橋。豊臣秀吉の命により天正一八年(一五九〇架設された。江戸時代東海道五十三次終点で、近世京都の入り口東山、北陸諸道への交通要所。現在のものは昭和二五年(一九五〇)架設。

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デジタル大辞泉 「三条大橋」の意味・読み・例文・類語

さんじょう‐おおはし〔サンデウおほはし〕【三条大橋】

京都市、三条通り鴨川にかかる橋。旧東海道の終点。

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日本歴史地名大系 「三条大橋」の解説

三条大橋
さんじようおおはし

かも川に架かる橋で、三条通(旧三条大路)の東に位置し、古来より東海道の西の起点東国より京都への入口にあたる。高瀬たかせ川に架かる三条小橋に対し大橋という。

橋は古くから架けられていたと思われるが、清水きよみず(現東山区)に管理された五条橋や、祇園ぎおん(現東山区)と関係の深い四条橋は早くから史料にみえ、りっぱな橋が架けられていたらしいが、三条橋に関する文献は少ない。中世の京都を復元地図化したといわれる中古京師内外地図には、四条・五条・七条の橋に比べ、細い簡略な橋が描かれる。三条橋は常時あったとしても、簡素なもろい構造のものであったと推察される。「坊目誌」は応仁の乱以前に石橋があったと記すが不明。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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