一源会統(読み)いちげん えとう

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「一源会統」の解説

一源会統 いちげん-えとう

1329-1399 南北朝時代の僧。
元徳元年生まれ。豊後(ぶんご)(大分県)の臨済宗(りんざいしゅう)崇禅寺平田慈均のもとで出家。慈均が京都の東福寺,南禅寺にうつるのにしたがう。のちその法をつぐ。近江(おうみ)(滋賀県)永源寺の寂室(じゃくしつ)元光にも師事。応安元=正平(しょうへい)23年寄進された京都の祇樹庵にはいり,終生同庵をはなれなかった。春屋妙葩(しゅんおく-みょうは)らと親交があった。応永6年4月25日死去。71歳。肥後(熊本県)出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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