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元徳 ゲントク

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デジタル大辞泉の解説

げん‐とく【元徳】

たくさんの徳の中で最も根本となるもの。プラトンは知恵・勇気・節制・正義の四徳をあげ、中世キリスト教の支配した時代には信仰・希望・愛の神学的三徳をいった。主徳。

げんとく【元徳】[年号]

鎌倉末期、後醍醐天皇の時の年号。1329年8月29日~1331年8月9日。

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大辞林 第三版の解説

げんとく【元徳】

各時代・社会において最も基本的な徳。ギリシャではプラトンの知恵・勇気・節制・正義、キリスト教では信仰・希望・愛、儒教思想では五倫五常。主徳。

げんとく【元徳】

年号(1329.8.29~1331.8.9)。嘉暦の後、元弘の前。後醍醐ごだいご天皇の代。

出典|三省堂
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日本の元号がわかる事典の解説

げんとく【元徳】

日本の元号(年号)。鎌倉時代の1329年から1331年まで、後醍醐(ごだいご)天皇の代の元号。前元号は嘉暦(かりゃく)。次元号は元弘(げんこう)。1329年(嘉暦4)8月29日改元。疫病流行の凶事を断ち切るために行われた(災異改元)。『周易正義(しゅうえきせいぎ)』を出典とする命名。元徳年間の鎌倉幕府の将軍は、鎌倉幕府最後の将軍である守邦(もりくに)親王(9代)、執権は北条(赤橋)守時(もりとき)(16代)。この頃、後醍醐天皇を中心に討幕計画が企てられていた。醍醐(だいご)寺の文観(もんかん)や法勝(ほっしょう)寺の円観(えんかん)らが、御所内で密かに関東(鎌倉幕府)調伏の祈祷を行っていたことが発覚し、1331年(元弘1)には六波羅探題(ろくはらたんだい)により日野俊基(としもと)、文観らが捕縛される事件が起こっている。後醍醐は同年、「元弘」への改元を行ったが、対立する持明院(じみょういん)統や鎌倉幕府はこれを認めず、翌年の「正慶(しょうきょう)」の改元まで、引き続き「元徳」を使用した。

出典|講談社
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世界大百科事典内の元徳の言及

【徳】より

…アリストテレスの徳論はその顕著な一例であり,前者は主として習慣化により,後者は主として教育により形成される。 人間存在の本質に応じて徳の本質には不変の面もあるが,何が当の社会や時代において元徳(基本的で枢要な徳)とみなされるかはさまざまでありうる。古代ギリシアでは,その都市国家(ポリス)の体制に応じて知恵,勇気,節制,正義の四元徳が成立し,中世キリスト教の立場では,この四元徳のうえに信仰,希望,愛が加えられて,カトリックの七元徳が成立した。…

※「元徳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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