一瓶塚稲荷神社(読み)いつぺいづかいなりじんじや

日本歴史地名大系 「一瓶塚稲荷神社」の解説

一瓶塚稲荷神社
いつぺいづかいなりじんじや

[現在地名]田沼町田沼

田沼の市街地中心部にあり、丘陵上に鎮座。旧郷社。祭神は豊受姫命・久久能智命・猿田彦命・草野姫命・大宮能売命。お稲荷さんの通称で親しまれている。社伝によれば、天慶五年(九四二)藤原秀郷が鎌倉まつおか稲荷を唐沢山からさわさん(現佐野市)の南、富士ふじ(現同上)に勧請し、文治二年(一一八六)佐野成俊が後口の固めの守護所として現在地に移したという。その際周辺の人々が瓶に土を入れて運び塚を築いたので一瓶塚と称したといわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android