精選版 日本国語大辞典 「一目を置く」の意味・読み・例文・類語 いちもく【一目】 を 置(お)く ① 囲碁で、対局する者の間に優劣がある場合、弱い方が先に一目を置いて勝負する。② 転じて、自分よりすぐれている者に対して、敬意を表して一歩譲る。[初出の実例]「最初(しょて)から一目(イチモク)置(オイ)てかかれば、太助どのはその弱みに附込(つけこん)で」(出典:人情本・閑情末摘花(1839‐41)四)「一座は事務長には一目置いてゐるらしく」(出典:或る女(1919)〈有島武郎〉前) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例