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一般意味論 いっぱんいみろんgeneral semantics

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一般意味論
いっぱんいみろん
general semantics

記号,特に言語が人間に対してどのような役割を果し,また人間がいかに反応するかを研究する言語理論。ポーランドの数学者 A.コージブスキーが,『科学と正気』 Science and Sanity (1933) で体系づけた。言葉の抽象的な意味とそれが具体的場面で指示する事物との混同から生じる,言語生活上の障害を防ぐことをおもな目標とする。そのために,不用意な断定を避けること,文脈を重視すること,言葉の抽象性の度合いに気をつけること,二値的思考をやめること,などを説く。国際一般意味論協会 International Society for General Semanticsが結成されており,機関誌"ETC"を発行している。

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デジタル大辞泉の解説

いっぱん‐いみろん【一般意味論】

general semantics》事物の記号にすぎない言葉と事物そのものとを混同して同一視するところから誤った判断に陥りがちな人間心理の盲点を摘出し、それからの救済策を考える実践的意味論。米国のコージブスキー(A.H.S.Korzybski)が提唱した。

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大辞林 第三版の解説

いっぱんいみろん【一般意味論】

言語あるいはその他の記号の正しい使い方、正しい反応の仕方を研究する応用的意味論。アメリカのコージブスキー(A. H. S. Korzybski)やハヤカワ(S. I. Hayakawa)が唱えた。

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世界大百科事典内の一般意味論の言及

【意味論】より

…論理的意味論を初めて詳細に研究したのはG.フレーゲで,その発展に寄与したのはポーランドのルブフ・ワルシャワ学派に属する論理学者たちJ.ルカシェビチ,T.コタルビンスキ,K.アジュキェビチ,T.タルスキ,その他ではR.カルナップ,W.クワインなどであり,この論理学的意味論は数理言語学,機械翻訳,自動情報処理などの発展に伴って広い応用領域がある。 一般意味論は記号論的意味論の意味での意味論の心理学,社会学,政治学,美学などへの応用で,C.W.モリスの記号の一般理論とも,カルナップ流の意味解釈の理論とも違う。A.コジプスキによって始まったとされるこの一般意味論の考え方はすでにC.K.オグデンとI.A.リチャーズの共著《意味の意味》(1923)の中にも似た考えがあり,この考えの非哲学性のゆえにS.I.ハヤカワ,A.ラポポートをはじめ多くの同調者がアメリカの実用主義者(プラグマティスト)や論理実証主義者の中にいる。…

※「一般意味論」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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