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盲点 もうてんblind spot

翻訳|blind spot

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

盲点
もうてん
blind spot

注視の外方約 15度,下方約3度の位置に,直径約5度の大きさをもつ,ほぼ円形の視野欠損部。眼底の視神経 (視束) 乳頭の位置にあたり,マリオット盲点 Mariotte's spotともいう。その理論的根拠を与えた E.マリオット (1620~84) の実験は×を描いた紙片に,×から若干離して大きい点を描き,これを前後に動かすと,単視の場合,ある距離でこの点が消失することを示している。

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デジタル大辞泉の解説

もう‐てん〔マウ‐〕【盲点】

網膜の、視神経が入ってくる部分。視細胞を欠くため光が当たっても光覚を起こさないが、ふだんは意識されない。発見したフランスの物理学者の名からマリオット盲点とよばれる。盲斑。視神経乳頭。
うっかりして人が気づかず見落としている点。「捜査の盲点を突く」

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百科事典マイペディアの解説

盲点【もうてん】

マリオット点(盲斑)とも。眼球内面の網膜視神経が入る部分,視神経円板(乳頭)には,視細胞がないので光覚を欠く。この部分およびこれに対応する視野の一定部位の欠損を盲点という。
→関連項目視野視野欠損

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大辞林 第三版の解説

もうてん【盲点】

脊椎動物の眼の網膜の一部で、視神経が束状に集まって眼球後方へと網膜を貫いている部分。光に対する感受性を欠いている。マリオットの盲点。盲斑。
気づかずにうっかり見落としてしまう事柄。 〔blind spot の訳語〕

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

盲点
もうてん
blind spot

網膜の視神経乳頭の部分には視細胞が存在しないため、光が当たっても反応をおこさない。したがって視野のなかで、この部分に相当する部分は見えないわけである。この生理的な視野の欠損部を盲点(または盲斑(もうはん))という。フランスの物理学者マリオットEdme Mariotte(1620―84)によって発見されたので、一般にマリオット盲点とよばれる。盲点の位置は視野の中心から耳側約15度で、やや下方にあり、大きさは縦約7度、横約5度の楕円(だえん)形を示す。盲点は自覚できない暗点scotomaであり、これを虚性暗点という。視野のなかに見えないところがあるにもかかわらず、まったく意識することがないので、このことから転じて「人の盲点をつく」などということばが使われている。盲点が異常に拡大する代表的な疾患は、うっ血乳頭である。また緑内障の初期では、盲点が上下に鎌(かま)のような形状で鼻側に向かって延びる。[太田安雄]

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世界大百科事典内の盲点の言及

【視野】より

…すなわち,視線に当たるところは尖塔のように視覚感度はとびぬけて良好で,その外側15度付近には垂直の穴があり,中心から周辺に向かってなだらかに傾斜し,やがて断崖のようにきりたって,最後は一気に海中に没するように視覚感度は0となる。尖塔付近の垂直の穴が,マリオット盲点Mariotte blind spot(単に盲点ともいう)と呼ばれるものであり,視細胞が欠けた視神経乳頭部に対応する。臨床的には,この立体像は平面図と断面図で表現され,前者は主としてゴールドマン視野計で,後者はチュービンガー視野計で測定される。…

※「盲点」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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