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一語文 いちごぶんone-word sentence; holophrase

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一語文
いちごぶん
one-word sentence; holophrase

ただ一つの単語から成る文。すなわち,実際の発話のなかで,文法的にその前後から独立し,意味的にも完結性をもっていて,1個の文としての機能を果しているとみなされる単語をいう。日本語の場合,ハイ,イイエ,マアなどの感動詞,呼びかけや提示として用いられた名詞,コイなどの命令形の動詞などが典型的な例になる。なお,幼児の言語習得の研究で,生後1年前後からしばらく続く,1つの単語だけを口に出す時期を,一語文の時期ということがある。

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デジタル大辞泉の解説

いちご‐ぶん【一語文】

一つの単語からなりたつ文。「火事!」「見事!」や、幼児の言う「うまうま」など。

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大辞林 第三版の解説

いちごぶん【一語文】

一単語からなる文。「泥棒!」「痛い!」などや、幼児が言う「おんも」「だっこ」など。

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世界大百科事典内の一語文の言及

【文】より

…日本語では主語を明示しない文は珍しくないし,英語などヨーロッパ諸言語の文も常に主語・述語を備えているとは限らない。たとえば〈痛い!〉〈Why?〉のように一語で文をなす場合もあるわけで,これを一語文という。 文を構成する成分で,それ自身も文のような性質をもつもの(特に,それ自身が主語・述語を含むもの)を〈節clause〉という(なお,節のことをも文ということがあり,逆に,文全体のことをも節ということがある)。…

【幼児語】より

…1歳前後から2歳にかけて使用する幼児の言葉は,このように一語から成る文が多い。一語文といわれ,一語で(1)感嘆発声,(2)呼びかけ,(3)要求,(4)応答,(5)拒否,(6)否定,(7)命名,(8)質問を表現する。少ない手持ちの語で間に合わすため,四足獣を見ると皆〈ワンワン〉ですます般用現象,ものの音をまねた音まね語(掃除機を〈ガーガー〉),育児者の用いる育児語(着物を〈オベベ〉)が多い。…

※「一語文」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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