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一部判決 いちぶはんけつTeilurteil

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

一部判決
いちぶはんけつ
Teilurteil

民事訴訟事件の一部だけを完結する判決で,全部判決に対する。同一訴訟手続で併合審理される数個の請求のうちの1個,または可分な請求の一部分についてだけ判決をするのに熟したときにされる。一部判決に対しては独立して上訴できるし,独立して確定し,強制執行もできる。一部判決をした場合に,残余の部分に対する判決が結末判決または残部判決という。一部判決をするか否かは裁判所の自由裁量によるが,事件の性質上各別に確定できない場合,たとえば必要的共同訴訟独立当事者参加などについては許されない。

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大辞林 第三版の解説

いちぶはんけつ【一部判決】

民事訴訟法上、同一訴訟手続きにおいて審理・判断される数個の請求のうちの一部、または可分な請求である場合はその一部についてなされる終局判決をいう。 ↔ 全部判決

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世界大百科事典内の一部判決の言及

【判決】より


[判決の種類]
 (1)民事訴訟 第一審から第三審までの各裁判所が,その審級ごとに事件について最終的に言い渡す判決を,終局判決といい(民事訴訟法243条1項),その終局判決が言い渡されるまで,訴訟手続において中間的に派生した一定の争いを解決する判決を,中間判決という(245条)。終局判決は,事件の全部を解決するか一部を解決するかで,全部判決,一部判決に分かれ(243条2項,3項),また,本案判決,訴訟判決にも分かれる。本案判決とは,請求の当否について行われる判決で,請求を正当と認める判決を,請求認容判決,請求を不当として退ける判決を,請求棄却判決という。…

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