丁若【よう】(読み)ていじゃくよう

百科事典マイペディア 「丁若【よう】」の意味・わかりやすい解説

丁若【よう】【ていじゃくよう】

朝鮮王朝時代の思想家。号は茶山(たさん)。朝鮮実学の集大成者。全羅道羅州の人。1789年科挙試文科に及第,官職は刑曹参議に至り,正祖に信任された。西学(洋学)にも精通し,正祖に城制改革案を上奏,華城建設工事の技術の多くは彼の提言によるものと言われる。西欧の科学技術だけでなく天主教(カトリック)にも傾倒し,正祖没後の天主教弾圧によって流罪に処せられた。著書の多くは,全羅道康津での配流時代とその後の晩年に完成された。経学思想に基づく現実改革をめざす彼の思想は朝鮮近代思想の先駆として高く評価されている。

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