七国神社(読み)ななくにじんじや

日本歴史地名大系 「七国神社」の解説

七国神社
ななくにじんじや

[現在地名]植木町小野

字七国の小野おの泉水の背後、よこ山の山麓にある。祭神は天照大神など、旧村社。筑前箱崎はこざき・筑後高良こうら・豊前宇佐うさ・豊後由原ゆはら・薩摩霧島きりしま・肥前千栗ちくり・肥後阿蘇の七ヵ国の神を勧請したところからこの名があり、弘仁一四年(八二三)勧請とも、また承和五年(八三八)讒により隠岐に配された小野篁に准じ肥後山本やまもとに配されたその子良実が帰京を祈り勧請したものとも伝える(国誌)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android