ななさや‐の‐たち【七枝刀】
- 〘 連語 〙 合計七個の枝刃をもつ刀。神功皇后五二年(三七二)に百済の肖古王から日本に七子鏡などとともに献ぜられたと伝えられる。奈良県天理市の石上神宮に伝わる七支刀(しちしとう)はこれにあたると考えられる。ななつさやのたち。→七支刀。
- [初出の実例]「七枝刀(ナナサヤノタチ)一口(ひとつ)」(出典:日本書紀(720)神功五二年九月(北野本訓))
ななつさや‐の‐たち【七枝刀】
- 〘 連語 〙 =ななさやのたち(七枝刀)
- [初出の実例]「七枝刀 奈々豆佐也乃太知(ナナツサヤノタチ)」(出典:水戸本丙日本紀私記(1678)神功)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の七枝刀の言及
【七支刀】より
…全長74.9cm。左右交互に各3個の分枝をもつ特異な形状は,《日本書紀》神功紀52年条にみえる〈七枝刀(ななつさやのたち)〉の名と合致する。刀身の表裏両面に金象嵌された61文字の銘文は,4世紀後半の東アジアの国際関係を示す金石文史料として貴重である。…
※「七枝刀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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