精選版 日本国語大辞典 「七子鏡」の意味・読み・例文・類語 ななつご‐の‐かがみ【七子鏡】 〘 連語 〙 神功皇后五二年(三七二)に百済の肖古王から七枝刀(ななさやのたち)と共に献ぜられたと伝えられる鏡。形状は周囲に七個の子鏡があるとも、七鈴鏡ともいわれたが、梁簡文帝の望月詩に満月を「七子鏡に同じ」と形容していることから、円鏡と解するのが妥当か。→七枝刀。[初出の実例]「則ち七枝刀(ななさやのたち)一口(ひとつ)、七子鏡(ナナツコノかがみ)一面(ひとつ)」(出典:日本書紀(720)神功五二年九月(北野本訓))[その他の文献]〔梁簡文帝‐望月詩〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例