七色村(読み)なないろむら

日本歴史地名大系 「七色村」の解説

七色村
なないろむら

[現在地名]北山村七色

北山川上流右岸に位置。北は大和国吉野郡佐田さだ寺垣内てらがいと両村(現奈良県吉野郡下北山村)、東南方は北山川を隔てて神上こうのうえ(現三重県熊野市)と相対する。慶長検地高目録に村名はみえず西の竹原たけはら村に含まれたが、承応三年(一六五四)六三石余を高分して独立(新宮藩御勘定方旧記「和歌山県史」所収)。新宮北山組に属し、近世後期の「新宮領分見聞記」に家数三〇とある。


七色村
なないろむら

[現在地名]十津川村大字七色

十津川渓谷最南端に立地十津川郷うち。寛永郷帳では村高一二・三九石、幕府領元禄郷帳では村高一〇石となっている。安政四年(一八五七)の産物取調帳(十津川宝蔵文書)に杉角尺〆二〇本、檜角尺〆一〇本、椴栂松尺〆五〇本、杉椴板三〇〇間、炭三〇〇俵、割菜三〇貫目とみえる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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