七里遺跡(読み)しちりいせき

日本歴史地名大系 「七里遺跡」の解説

七里遺跡
しちりいせき

[現在地名]竜王町七里

かがみ山より東へ派生する丘陵地の先端部に位置し、標高は約一三〇―一四〇メートル。石部いそべ神社の境内にあたり、本殿背後の丘陵頂部平坦面を中心に二二基の地下式横穴が群集している。しかし当遺跡が古墳か、あるいは中世墳墓、または同時代の貯蔵穴かは議論が分れている。昭和四八年(一九七三)地下式横穴二基の学術調査が実施された。一基では遺物が主体部から出土せず、攪乱を受けた土中からサヌカイト片、弥生時代中期の土器片、中世陶器・炭化米などが検出され、もう一基では床面の整地層中から信楽焼の甕が発見され、竪坑埋土中に同種破片が認められた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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