万代屋宗安(読み)もずや そうあん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「万代屋宗安」の解説

万代屋宗安 もずや-そうあん

?-1594 織豊時代の茶人。
堺の人。千利休の娘婿で,妻は一説に吟。豊臣秀吉につかえて茶頭(さどう)八人衆のひとりとなる。名物の抛頭巾(なげずきん)茶入,九重茶壺,牧谿(もっけい)の布袋(ほてい)の絵などを所持した。文禄(ぶんろく)3年死去。姓は渡辺通称は新太郎。号は竹渓

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の万代屋宗安の言及

【宗安小歌集】より

…他に伝本はなく,孤本である。1931年に笹野堅が《室町時代小歌集》と名づけて刊行紹介したが,編者の宗安が茶人万代屋(もずや)宗安であること,手書者三休が久我大納言敦通であることが考証され,本書の成立が1599年(慶長4)以後数年の間であると推定されるに及んで,書名の呼称も改められた。所収歌謡は主として男女の愛をうたった221首(うち2首重複),《閑吟集》と類歌関係にあるもの40首余りであるが,律調においてしだいに新しさを加え,同時代の《隆達小歌》(隆達節)とともに近世調への展開を跡づけている。…

※「万代屋宗安」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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