万全の策(読み)ばんぜんのさく

故事成語を知る辞典 「万全の策」の解説

万全の策

一つの手落ちもない方策のこと。

[使用例] 彼はその事件が明るみに出ないよう万全の策を講じることにしたんです[生島治郎*追いつめる|1967]

[由来] 「三国志・魏ぎ書―劉りゅう表ひょう伝」に見える話から。二世紀の終わり、後漢王朝末期の混乱の時代の中国でのこと。中国の北部では、曹操そうそうと袁えん紹しょうという二人の武将が、勢力争いをくり広げていました。劉表という豪族は、袁紹に味方していましたが、ある人物が、曹操に鞍替えすることを提案します。「そうすれば曹操は恩義を感じて大切にしてくれるでしょうから、子孫まで安泰です。『此これ万全の策なり(これこそ、ぬかりのない計画ですよ)』」。しかし、劉表はこれを拒否。最後まで曹操とは対立を貫いたのでした。

出典 故事成語を知る辞典故事成語を知る辞典について 情報

ノーベルがスウェーデンアカデミーに寄付した遺産を基金とする世界的な賞。1901年以降行われ、毎年、物理学・化学・生理学および医学・文学・平和・経済学の6部門において、顕著な功績のあった人に授与される。...

ノーベル賞の用語解説を読む