万掛け帳(読み)ヨロズカケチョウ

デジタル大辞泉 「万掛け帳」の意味・読み・例文・類語

よろず‐かけちょう〔よろづかけチヤウ〕【万掛け帳】

掛け売り金額内容をまとめて書きつけておく帳面
「数年商ひをせしが―をもたせ」〈浮・椀久二世〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「万掛け帳」の意味・読み・例文・類語

よろず‐かけちょうよろづかけチャウ【万掛帳・万懸帳】

  1. 〘 名詞 〙 掛売品物とその代金などをすべて記入しておく掛帳
    1. [初出の実例]「内証は挑灯(てうちん)程な火がふって、大晦日の空おそろしく、万懸帳(よろづカケチャウ)埒明ず屋の、世之介としかられながら」(出典浮世草子好色一代男(1682)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

大臣政務官

各省の長である大臣,および内閣官房長官,特命大臣を助け,特定の政策や企画に参画し,政務を処理する国家公務員法上の特別職。政務官ともいう。2001年1月の中央省庁再編により政務次官が廃止されたのに伴い,...

大臣政務官の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android