三井高景(読み)ミツイ タカカゲ

20世紀日本人名事典 「三井高景」の解説

三井 高景
ミツイ タカカゲ

明治期の実業家 三井小石川家第8代当主;三井鉱山社長。



生年
嘉永3年(1850年)

没年
明治45(1912)年4月6日

出生地
京都府

別名
幼名=弁蔵,別名=三井 三郎助(ミツイ サブロウスケ)

経歴
京都両替店の御用名前三郎助を襲名。明治初年京都府に任官したが間もなく辞職。5年大蔵少輔吉田清成に随行し同族子弟5人と共に渡米、ニューブランズウィックに滞在し銀行での実務研究をして帰国。三井家の事業に従事し、25年三井鉱山会社社長に就任。以来三井家鉱山業の基礎を固め、また三池築港の経営にも力を尽くした。40年益田孝らと欧米各国を巡遊する。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「三井高景」の解説

三井高景 みつい-たかかげ

1850-1912 明治時代の実業家。
嘉永(かえい)3年生まれ。三井高喜(たかよし)の長男。三井小石川家8代。京都両替店の御用名前三郎助を襲名。明治5年大蔵省の吉田清成に随行し,同族5人とともにアメリカで銀行業務を視察。25年三井鉱山社長となった。明治45年4月6日死去。63歳。京都出身。幼名は弁蔵。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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